泌尿器科と包茎専門クリニックの違いを知る
■泌尿器科で包茎手術を受けるメリットは?
そもそも「泌尿器科は病院の中でどんな部門とされているのか?」ということについて、知らない人も多いでしょう。泌尿器科とは、主に腎臓・尿管・膀胱・尿道などの"尿路系"、副腎などの"内分泌系"、そして睾丸・陰茎・前立腺などの"男性生殖器系"を取り扱う部門で、包茎手術も"男性生殖系"の治療として行われています。
真性包茎なら泌尿器科で保険が適応される
泌尿器科で行われる包茎手術には、保険が適応されます。泌尿器科での包茎手術は原則として真性包茎に限られており、保険も真性包茎にしか適応されないことになっているのですが、実際にはカントン包茎や重度の仮性包茎でも適応されているケースもあるようです。
保険が適応されると、2〜5万円といった低料金で手術が受けられるので、予算があまりかけられない人にとっては頼もしい味方となるでしょう。一方、包茎専門クリニックの場合は、真性包茎であっても保険は適応されません。そのため、手術費用は約10万円〜30万円程度と、泌尿器科に比べて割高になるといえます。
■"技術面"や"対応"で比べてみると...
泌尿器科は包茎手術を専門としているわけではないので、技術面に関してはあまり期待しない方がいいかもしれません。あくまで"治療"を目的として行われるので、見た目や機能性を保つことに関してはあまり考えられていないのが実情です。
その結果、ペニスがツートンカラーになったり、感度が著しく低下してしまったケースも珍しくありません。それに対して包茎専門クリニックは、その名の通り、包茎手術が専門分野と化しているため、見た目や機能性を保つことについても研究が続けられています。包茎手術の数でいえば、泌尿器科よりも多くこなしているので、腕のある医師が多いという点も事実です。
包茎専門クリニックは"対応"にも気を配っている
泌尿器科は普通の病院と変わらないので、患者に対する対応も普通の病院と同じです。そのため、"包茎手術ならでは"の配慮まで行き届いていないところが多く、ほかの患者さんにも聞こえてしまうような位置で包茎手術について説明されたり、女性スタッフに問診されることも大いに有り得ます。
一方、包茎専門クリニックでは競合と差を付けるため、対応にも気を配っているところが多く、ほかの患者さんとの接触を避けてくれたり、スタッフは全員男性で揃えているなど、随所に配慮が見られます。総合的に考えると、泌尿器科よりも包茎専門クリニックの方が、安心して手術が受けられるかもしれません。